ともに日本の「食の未来を応援」宣言!クボタ田植機の異色コラボ相手は・・・・・・

2018 . 09 . 25 / Tue

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風雲児たち、時代と市場を駆け抜け半世紀 ともに日本の「食の未来を応援」宣言!クボタ田植機の異色コラボ相手は・・・・・・

文・写真:クボタプレス編集部

クボタが初代・歩行形田植機を開発したのは、1968年のこと。高度な技術で農機業界をリードし、本邦初も含む画期的な開発を次々と行って、はや半世紀になります。今日ではICT連動やGSP搭載機能を展開するなど、進化はとどまるところを知りません*。さて、時を同じくして誕生 50 年を迎えたのは、大塚食品株式会社(以下、大塚食品)の『ボンカレー』。おなじみの世界初・市販用レトルトカレーです。市場に新風を起こしてきた両者の50周年を記念して、意外なコラボレーションが実現しました。ボンカレーのパッケージをイメージした、特別カラーラッピングのスペシャル田植機(通称「ボンカレー号」、非売品)を大塚食品の『ボンカレー50』と共にディスプレイし、コメの生産・消費拡大をアピールします。[キャンペーン期間: 2018年1月24日(水)~12月31日(月)]

*直進キープ機能付田植機は、2017年度日本機械学会賞(技術)を2018年4月に獲得したばかり。

ボンカレー号

クボタグループの展示会のほか、日本横断キャラバンで披露される「ボンカレー号」。詳しくは、キャンペーン特設ページをご覧ください。あなたの街にもやって来るかも。

もっと豊かに、おいしく! 「日本農業の未来を応援」宣言

ご飯、食べていますか――。心配される日本人のコメ離れ。米の需要量は、全国的に毎年約8万tものペースで減少しています(※農林水産省調べ)。「もっともっと米食を身近に」と切に願い、クボタと大塚食品はユニークなキャンペーンを立ち上げました。国産にこだわった野菜を具材とする『ボンカレー』と稲作に欠かせないクボタ田植機とは、一見ユニークな顔合わせでありながら、意外と名コンビなのです。「クボタ田植機でおいしいお米」「おいしいお米でボンカレー!」長年家庭の食卓を彩っている皆の大好物がコラボレーションすることで、国産農作物の生産と消費拡大を後押しします。

季節は食欲の秋。カレーの話題にいても立ってもいられなくなった編集部は、大塚食品の東京本部にて、半世紀の歩みや独自の強み・こだわりなどについて、お話を伺いました。時代のニーズに応え、前人未踏の価値を創出しつつ、大切なものはブレずに貫く。聞けば聞くほど、相性の良い“似た者同士”コラボであると判明しました。

大阪本社、競合をしのぐ独自技術の開発、市場を驚かせお客様を魅了する商品づくり、日本の農業を応援する熱い想い、徹底した品質管理など、大塚食品とクボタの共通項は数え切れず。[向かって左から:大塚食品製品部 金子さん、中島さん]

食は心にはじまり「美味、安全、安心、健康」を創る

大塚食品は1955年創業(本社:大阪)。以来、食のプロとして、常に新しい生活スタイルを提案する付加価値の高い商品を創造し、市場と食卓に新たなスタンダードをもたらしています。

祝50周年! 愛され続け、すっかり家庭の味・安心の味の代名詞に。定番からこだわりの新シリーズまで充実のラインアップです。

江戸時代末期に日本へ入ってきたカレーは、明治の文明開化を経て人気が浸透し、1950年代には国民食とも呼ばれる存在に。世代を超えて子どもからお年寄りまでが喜ぶ、あったら夢のような「1人前入り、お湯で温めるだけ。誰でも失敗しないカレー」の開発がスタートしたのは、1964年でした。その4年後、世界で最初の市販用レトルトカレー『ボンカレー』が、衝撃のデビューを果たします。

◆誕生秘話と大塚グループの技術
「当時は固形ルーか粉末、缶詰が世の常識でした。業界大手さんが製造するそれらの商品が数多いなか、どこもやっていない、大塚グループだからこそできることを目指したのです。ヒントになったのは、米軍の携帯食だった真空パックのソーセージ。また、スーパーで量り売りされていた出来合いのカレーを袋で持ち帰るスタイルも参考になりました。
レトルトパウチの試みは、それまで日本にありません。グループがもつ、点滴液を高温で殺菌処理するノウハウを応用して、試行錯誤のうえ技術を確立。密封した食品を専用の大きな加圧釜に入れ、袋が膨張して破裂しないよう、圧力をかけながら高温で加熱殺菌し、商業的無菌状態をつくる方法を編み出しました」(製品部 中島千旭さん)

◆具入りで常温保存可の驚き
「グループの源流が医薬系のため、安全・安心・健康に細心の注意を払い、厳しい品質管理が根付いています。“保存料を一切不使用”で、常温での長期保存を可能とすることは当初からの絶対条件でした。賞味期限は、販売初期の包材で冬場に3カ月。これは当時にして、驚きの長さです。間もなく3層構造パウチを開発すると、一気に2年間まで延ばしました。
加えて、牛肉・野菜入りの点も市場の驚異・家庭には魅力で、注目されます。しかし『具が入って2年間も腐らないなんて、防腐剤を使っているのでは』と誤解を受け、品質の説明に苦労も。宣伝用に、女優の松山容子さんがボンカレーを盛り付けているホーロー看板を製作し、地道な営業と試食会を重ねて、置いてくれた店舗に看板を貼っていったのです。やがて全国で10万枚近く取り付けられ、1973年には年間販売数量1億食を達成しました」(製品部長 金子忠晴さん)

◆名前の由来
フランス語のBON(良い、おいしい)と英語のCURRY(カレー)を組み合わせて、おいしいカレーという意味が込められています。

「保存料・合成着色料不使用」。創業当初より、医療分野がホームグラウンドの大塚グループらしく、安全・安心・健康への配慮、徹底した品質管理を行っています。
映画女優の松山容子さんを商品パッケージ・ホーロー看板・CMに起用して、一躍話題に。世界初の挑戦と苦労が実り、ボンカレーの人気は全国区になりました。

時代と生活スタイル、お客様の嗜好・健康に寄り添って

高齢化や核家族化、共働き世帯の増加が進む影響で、日本国内のレトルトカレー購入額が、初めてルーを上回りました(市場調査会社インテージによる2017年度調査)。一つの鍋でカレーを煮込み、家族揃ってテーブルを囲む機会が減る一方で、個食の傾向に拍車がかかっています。
もともと開発時より、「誰でも失敗しない」「湯せんで3分、1人前」を掲げてきたボンカレー。料理に不慣れな方やお年寄りも手軽にカレーが楽しめ、大人は中辛/辛口で子どもは甘口といった具合に、家族全員の嗜好をそれぞれ満たしてきました。時代のニーズに即して、あるいは生活様式の変化に伴い、ボンカレーはどのように進化を遂げてきたのか。大切に守り続けているものは。さらにお話を伺いました。

◆お湯で3分から箱ごとレンジで2分へ
「発売35年目に劇的な進化がありました。フタを開け、“箱ごと”電子レンジで2分に! レンジ調理によって短時間でムラなく温まり、風味もいっそう豊かに引き出されます。でも、単により便利でおいしくなったばかりではないのです。お年寄りや子どもが自分で扱う場合の安全性を考慮し、4年かけて特殊なパッケージ構造を開発。湯せんでは100℃以上になりませんが、マイクロ波では非常に高温になるため、レンジ加熱時にのみ開いて熱を逃す蒸気口を設けました。蒸気口から中身がこぼれてレンジを汚さない・熱気で手をやけどしないために、角度をつけて箱を倒すようにするなど、考え抜いた設計になっています。
実は、レンジOKとお気づきでない方も、まだ結構いらっしゃる様子。そこで、7月末までキャンペーンを実施しました。レンジヒートすると現れるQRコードにアクセスすると…… 小さなお子さんが1人で食べていても楽しいように、ちょっと遊び心ある仕掛けをしました」(中島さん)

「ボンカレーのレンジ調理は、美味・簡単・便利・安全に加えて、お湯で温めるよりもエコなんです!」と秘密を語る、中島さん。詳しくは、ボンカレーWebサイトをご覧ください。
従来の包材はアルミ蒸着フィルムで、レンジ対応は不可。利用者の安全のために、包材も箱も二重三重の工夫を凝らし、2003年、レトルトカレーの歴史を動かしました。

◆おいしさの定番とトレンド
「ボンカレーの一番人気は、あめ色になるまでじっくり炒めた玉ねぎの甘みたっぷりの『ボンカレーゴールド〔中辛〕』。長らく慣れ親しまれてきた、この定番の味を大切に守って提供しています。同時に、トレンドに対応したラインアップも展開し、とても好評です。最近は辛みよりもスパイスの本格的な香りがブームで、私たちは商品によって特長的な旨みをプラスしています。例えば『ボンカレー ネオ』では加工黒糖やさつまいもでコクを出したり〔甘口〕、ガラムマサラで刺激を増したり〔辛口〕。食材を贅沢に使った『ボンカレー グラン』は、ナッツの香ばしさや食感が特長のデミグラスカレーや牛肉の旨み・バターの濃厚さが感じられるビーフカレー、エキゾチックなフルーツとスパイスの爽やかさのキーマカレーなど、隠し味とのハーモニーが絶妙です。
50年前に誕生した当時の雰囲気と味わいそのままの沖縄限定商品もあります。これは、災害用の長期備蓄に適した食品がほとんどなかったころ、毎年台風に見舞われる沖縄県で、ケース買いが習慣化していた名残です。さまざまな選択肢が増えた今日も、家庭の味・安心の味の代名詞として受け継がれているのは、嬉しく興味深いですね」(金子さん)

◆国産野菜へのこだわり
「2016年2月、『ボンカレーゴールド』の具材に使う野菜をすべて国産に切り替え、私たちの主要商品は、完全に国産じゃがいも・玉ねぎ・にんじん使用に。農産物は外国産の方が大体安価なので、原料のコストアップは避けられません。しかし、レトルト食品はどうしても、保存料や合成着色料などを使っていると誤解されがち。もっと安全・安心を感じていただける行動が必要と考え、原材料へのこだわりを重視しました。新しい付加価値を提供する道を選びました。今日では、お客様が信頼してボンカレーを選んでくださる理由の一つとなっています。
農産物の出来は、天候に大きく影響されます。ボンカレーシリーズの年間販売量は相当数ですから、それに見合う野菜の仕入れ先は限られた契約農家にせず、各地から安定調達しています。産地や収穫時期ごとに、野菜の品種・味などは異なってきます。それでも、ボンカレーの味はいつもと変わらぬよう、おいしさを表現する研究にもますます力を入れているんですよ。“全国の農家さんを応援”することが大事です――そう、クボタさんと同じ想いでしょう! 」(金子さん)

お客様の安全と安心、健康に寄り添い、「国産じゃがいも・たまねぎ・にんじん使用」。国産化する前と比べて、丁寧に炒めた玉ねぎの風味がグレードアップしました。
「主要商品の野菜を“すべて国産化”。そこには、私たちから日本の農業への応援メッセージが込められています。その想いで、50周年コラボに賛同しました」と金子さん。

食と日本農業の明るい未来を願って

人間がものを生み出す力と技術の進歩は、計り知れないもの。インスタント・レトルト食品、携帯電話、宇宙旅行、AI、自動運転車…… これら全部が実現すると、半世紀前にどのくらいの人が予測していたでしょうか。昨今、世界はボーダーレス化が進み、ICTやIoTの活用が、多様な産業分野で瞬く間に広がっています。
最後に、お二人の思い描く未来を語っていただきました(※製品部の展望ではなく、あくまで担当者の想像レベルです)。

◆フードプリンターって、知っていますか
「3Dプリンターで飲食物を作る?! いや、すでにフードプリンターが世に存在します! いつの日か、誰でも食べたい物をキッチンで“調理”する代わりに、スイッチ一つで“出力”すればよくなる時代が来るかも知れないですね。健康や家計にふさわしい献立を考え、食材を買い、自分であんばいを見ながら料理するのが、現在のところ日常的な工程。メニューを選んでスイッチを押したら料理完了では、なんだか味気ない気がします。『栄養補給の目的に徹する』『おいしさ/作る喜びを追求する』そんなふうにトレンドは二極化するのかしら」(中島さん)

◆「美味、安全、安心、健康」のスタンスは不変
「今想像で話していたような時を迎えたら? きっとこれまで同様に、業界をリードして市場の期待に応えるもの・お客様の心をつかむもの、両方に取り組んでいくでしょう。例えば、保存料や添加物一切不使用を保ったまま、より安全・便利といった機能的付加価値をまた新たに開発する。他方では、引き続き日本の農家さんの力もお借りして、懐かしい家庭の味を伝えつつ、流行りの食材や旨みにこだわった商品も提供するなど。いつ何があっても、大塚食品の根底には“食は心にはじまり『美味、安全、安心、健康』を創る”のモットーがありますから」(金子さん)

日本のカレーの歴史に根差して半世紀。元祖レトルトパウチ、箱ごとレンジ対応、野菜の国産化など、市場と食卓に新風を起こしてきたボンカレー。さぁ、未来は? 担当者の目と遊び心が輝きます。

編集後記
“カレー&ライス”コラボレーション記事をお届けしました。いかがでしたか。「誕生50年同士とはいえ、少し不思議な顔合わせだな」と一瞬戸惑った方も、大塚食品とクボタの姿勢や取り組みに、共通点をたくさん発見したことと思います。
ともに本社を大阪に構え、グループが長年培ってきたノウハウを最大限に活かして、本邦初/世界初の技術や商品を数多く生み出してきました。時代やライフスタイルの変化に即応し、安心・便利・豊かな食生活を誰もが手に入れられるよう、さまざまな工夫を行っています。その背景にあるのは、「日本の食を支えてくれている、全国の農家さんに貢献したい!」という想いです。業界を牽引する両ブランドは、お客様の笑顔とおいしく健康的な食生活を守るために、これからもどのような挑戦や“初めて”を仕掛けていくのでしょうか。ぜひご期待ください。

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